容積率不足のマンションは絶対に建て替えが考えられないマンションです。

後悔しない分譲マンション購入ガイド
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建て替えを避けるには

前回、分譲マンションは築40〜50年すると建て替えられる可能性があって、その際に居住者が改築費用を負担しなければならない例が存在すると言いました。
ですから、一生同じマンションに住み続けられる目的上、新築を選ぶ人の割合が高い様な気がします。
しかし、一生同じマンションに住み続けるのは難しく、例えば、35歳で新築を購入した場合、建て替えが必要になる時期は85歳、この様にマンションの寿命の方が短いため、一生同じマンションに住み続けるのは難しい話です。
と言っても「建物の区分所有等に関する法律」によって、マンションの建て替えには居住者の4/5以上の同意を必要としますから、無造作に建て替えられてしまうわけではありません。
また、後ページで詳しく述べる「等価交換」と言うシステムを用いることによって、居住者が改築費用を負担しないで新しいマンションに入居できる場合があります。
そして、様々な諸条件によって建て替えられる可能性が高いマンションとそうでないマンションがあります。
1つだけ絶対に建て替えられる可能性がない(建て替えられてしまう危険性が全くないとは言えませんが、実際問題、建て替え不可能です)類を言いますと、容積率が不足しているマンションです。
当然、これらは今の基準に不適合な言わば「既存不適格マンション」になりますが、この様なマンションを建て替える場合、容積率基準を満たすには戸数を減らさなければならないため、絶対に居住者の4/5以上の同意が得られる可能性は考えられません。
その上、戸数が少なくなってしまう以上、不動産会社にとっても建て替えするメリットが薄いため、どれだけ古くなっても建て替えは考えられないはずです。
この様なマンションは人口密度の割に容積率の規定が厳しい東京・京都に多いため、それらの地域で中古マンションを選ぶ人のうち、どうしても建て替えられてしまいたくない人は、この様なマンションを選ぶ方が無難です。